「戦極−SENGOKU−」を主催・運営するワールドビクトリーロード(WVR)は13日、都内事務所で会見を行い、3月5日の「戦極」旗揚げ戦(
東京・国立
代々木競技場第一体育館)に出場が決まっていた五味隆典と川村亮の対戦カードを発表した。
「PRIDE.33」(07年2月24日、米国・トーマス&
マック・センター)のニック・ディアス戦以来、13カ月ぶりの復活ファイトに臨む五味の相手は、K−1・総合を股にかける“KOファイター”ドゥエイン・ラドウィックに決定。
ラドウィックはK−1 MAXで武田幸三をノックアウトに下し、総合でもチャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネットやジェンス・パルヴァーをKOするなど、ジャンルを問わず豪腕を発揮する倒し屋だ。
03年4月に行われたUFCで、五味の兄弟分・須藤元気を下しているのも特筆される(判定勝利)。
13日、WVR事務所で行われたカード発表会見に、五味は鮮やかなグリーンのダウンジャケットをまとって出席。
「世界でトップクラスの位置にいるラドウィック選手とやることになりました。たしか彼とは同い年なので、どちらが世界のトップのポジションにいられるかの戦いになると思います。しっかりKOで勝ちたい」と試合への意気込みを表した。
「戦極」広報の國保尊弘氏によれば、五味は候補としてリストアップした選手の中から、一番の強敵であるラドウィックを自ら選択したという。
これについて五味は、「吉田さんもそうだし、他の人も相当きついカードをやるので、それに負けないカードをやりたいと思いまして」と理由を説明。
12日に参戦が発表となった藤田和之の試合を含め、「戦極」旗揚げ戦では全7試合が行われるが、その中で唯一の中量級ファイターとなる五味は「寂しい感じもありますけど、先駆者になっていけたらなと。この階級を盛り上げていきたい」と決意を秘めた胸のうちを語った。
KOパンチで鳴らすラドウィックだが、五味は「打撃の選手なので打ち負けないようにして、KOを狙っていきます」と変わらぬ真っ向勝負とKO勝利を宣言。
PRIDEで10連勝の記録を作った“天下無双の火の玉ボーイ”が、新天地「戦極」でも新たな伝説を築くのか!?
このほか新たに発表となったのは川村亮vs.アントニオ・ブラガ・ネト、ファブリシオ“ピットブル”・モンテイロvs.ニック・トンプソンの2試合。
川村の相手となるネトは、ブラジル出身で2006年柔術世界選手権で階級別と無差別級の2階級制覇を成し遂げた新鋭ファイター。
総合での戦績は4戦4勝と決して多くはないが、17歳から総合の英才教育を授けられており、まだ20歳になったばかり。
192センチ、93キロと堂々たる体格を誇っている。
「僕も新人ですので、新人同士らしく
フレッシュな試合をして、そうそうたるメンツがいる中でも僕がいることを認識してもらい、1番面白いと思ってもらえるような試合を必ずします」と、川村は旗揚げ第1戦への抱負を語る。しかし、ネトに関してはデータや文字情報しか集まっておらず、「ブラジル人っていうだけですね。なぜか分からないですけど、ブラジル人との対戦が多いなって」と、まだピンと来ていない様子だった。
ランボーが
カモフラージュで
プリントされた
Tシャツを誇らしげに着ていたこの日の川村だが、「5月に公開される
映画でランボー最後の戦いが始まるので、僕はそれを広めるためチーム・ランボーの1人としてスタローン本人から任命されました(笑)。ランボーとともに戦っていこうと思います」とこれを説明。
「スタローンが(映画のPRで)来たら、ばっちり対戦要求したいと思ってます」と続け、記者たちを笑わせた。
だが、昨年12月のKEI山宮戦で判定負けを喫した川村にとっては、そこからのリスタートを期する大事な一戦。
「負けはしましたけど、負けを引きずっているヒマはないので次へ次へと行かないと。そうしないと見てる人が夢を託しもしないでしょうし。ステップアップしていきたい。僕が負けてどうなるかと思ってる人もいるでしょうし、初めて見る人にも“面白いな”とか“ランボーっぽいな”とか思わせる試合をします」
なお、旗揚げ戦最終カードとなる藤田和之の対戦相手については
外国人選手で候補が絞られており、来週はじめにも発表される見通しであるとのことだ。
■ワールドビクトリーロード「戦極−SENGOKU−」
3月5日(水) 東京・国立代々木競技場第1体育館 開場17:00 開始18:30
【決定対戦カード】
五味隆典(日本/久我山ラスカルジム)
ドゥエイン・ラドウィック(米国/ハイ・アルティチュード)
川村 亮(日本/パンクラスism)
アントニオ・ブラガ・ネト(ブラジル/グレイシー・フュージョン)
ファブリシオ“ピットブル”・モンテイロ(ブラジル/グレイシー・フュージョン)
ニック・トンプソン(米国/
フリースタイル・アカデミー)
【既報対戦カード】
吉田秀彦(日本/吉田道場)
ジョシュ・バーネット(米国/フリー)
三崎和雄(日本/GRABAKA)
シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデングローリー)
瀧本 誠(日本/吉田道場)
エヴァンゲリスタ・サイボーグ(ブラジル/シュートボクセアカデミー)
【出場予定選手】
藤田和之(藤田事務所)
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