28日の無我ワールドプロレスリング・後楽園ホール大会には1300人が詰め掛けた。
西村修vs.川田利明の注目の一騎打ちは、ルール問題が当日まで紛糾した末、当日、観客の
子どもの抽選によって、西村が要求していたラウンド制に決定。
3分10Rで争われた。
両者はこれまで
シングルで2度対戦。
初対決となった全日本プロレス04年9・3
横浜文化体育館では三冠ヘビー級をかけて対戦し、27分12秒、王者・川田が座っている西村へのランニング顔面蹴りで三冠V7に成功している。
そして翌年は新日本プロレス8・13両国国技館での「G1クライマックス」公式戦で対戦。
こちらも17分、
ストレッチプラムで川田が勝利している。
今回の一騎打ちにあたり、無我ワールド初参戦となる川田は「60分一本勝負の怖さを教えたい」と通常のプロレスルールを要求していたが、西村はあくまでラウンド制を主張。
結局話し合いでは決着がつかず、抽選という形に委ねられた。
納得いかない表情ながら、渋々ラウンド制に応じた川田だが、初挑戦となるルールに予想以上に大苦戦。
「試合の流れやスタミナに自信があるのに、いいところが引き出される前に(ゴングで)リセットされちゃう」と、自分のペースに持ち込むことができないまま、刻々とラウンドが進んでいく。
3Rではローキック、張り手と一気に打撃を仕掛けるも、わずか3分でブレークさせられてしまい、決定打を奪えず。
逆に中盤では西村のドラゴンスクリュー、足4の字固めで徹底的に足を狙われ、歩くことすら困難になる。
さらに、張り手で鼓膜が敗れるアクシデントも発生。
「(1・4東京ドームの)中邑戦で痛めた首がまだ治らない」という最悪のコンディションを抱えながら慣れないルールに悪戦苦闘し、結局決め手に欠けるまま10R終了となった。
試合後、川田と西村は互いの意地を見せつけるかのように互いにスクワットを連発。
さらに、西村がブリッジすると、川田がその上に乗っかって押しつぶし、まだまだスタミナは残っていることをアピールした。
長井が川田に一騎打ちを要求 メーンイベントでは長井満也が吉江豊と組んで、後藤達俊、ヒロ斉藤組と対戦。吉江がダイビングボディープレスで後藤を秒殺すると、二本目は後藤がバックドロップでお返し。大混戦となった三本目では長井がキックで斉藤を沈めた。
試合後、長井が
リング上から川田に対戦要求。西村戦のダメージを引きずりながらリングに上がってきた川田も「最初に対戦した時の気持ちでこい」とこれに応じ、全日本プロレス時代のタッグパートナー同士の一騎打ちが実現することになった。
長井はリングスからフリーを経て01年に全日本に入団。
川田の正パートナーとして「世界最強決定リーグ戦」などにも出場したが、02年に離脱し新日本へ移籍し、川田を裏切るような形となってしまった。
昨年から無我ワールド所属となった長井は、12・7
恵比寿で行われた「無我プレミアムトーナメント」決勝戦で西村を破って優勝。
無我のトップに立った。
川田のコメントに対し、長井は「オレは今の自分を思い切りぶつけていく」と、成長した姿で川田に勝利することを宣言。
一方の川田は「オレがプロレスラーとして出来上がりつつある時期に(長井が)いなくなって残念。長井が今ここにいるのも不思議」と、パートナーとの久々の対戦に向け、体調を万全に整えて臨むことを約束した。
藤波が浜田と32年ぶり一騎打ちで勝利 藤波辰爾はグラン浜田となんと32年ぶりにシングルで対戦。
ドラゴンスリーパーで勝利を飾った。
新日本の旗揚げメンバーである藤波に対し、72年3月のデビュー戦で浜田といきなり対戦。
その後、UWF移籍のため新日本を離脱し、シングルで戦う機会を失っていたが、今回約32年ぶりの一騎打ちが決定した。
これまでの両者の成績は46戦44勝1敗1分と藤波が圧倒的に優勢。
この日も藤波が危なげない試合運びを見せ、ドラゴンスリーパーで圧勝。この日もドラゴンスクリュー、ドラゴンスリーパーとおなじみのドラゴン殺法をさく裂させ、45勝目を飾ると、その足で売店に直行。
タフネスぶりを見せつけた。
正田&竹村がタッグ王座初防衛 CAW認定セントロアメリカタッグ王座戦では、1・19札幌で新王者となった正田和彦、竹村豪氏組が前王者のマイク”スイシーダ”セグラ、アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテを退け初防衛に成功した。
両チームは札幌でタイトル戦を行い、18分50秒、正田
落としで正田がセグラを破り、
ベルトを奪取していた。
再戦となったこの日も王者組が優勢に試合をスタート。挑戦者組はメキシコ仕込みのスピード感あふれる攻撃で王者組に迫るが、無我でデビューして10年のキャリアと絆(きずな)を誇る2人の壁は崩せず。
最後は竹村のデスバレーボムから正田のM−9でアルカンヘルを沈め、初防衛に成功した。
しかし、王者組は聞いたこともない団体のベルトを日本に残されて困惑気味。
「オレたちで新しいベルトを作るか」と、まったくありがたみのない正田は「挑戦したい人は無我の事務所まで連絡してくれれば、僕らが簡単にやっつけますよ」とかなり
アバウトな感じで次期挑戦者を募った。
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